「2014年8月」のブログ記事

札幌の税理士ブログ 就労継続支援事業に関する提言1 ~ 生産活動の営利追及について ~

児童デイの実地指導対策を連載開始する予定でしたが、もう少しだけ就労支援について語ってみたいと思います。

就労支援、特に就労継続支援A型・同B型は、障害をもつ利用者に対して就労の機会をもうけることを大きな目的としております。
もっと具体的にいえば、「生産活動(例えばパン製造、野菜販売、クリーニング業など社会的な経済活動の一環として実施する事業)」に利用者を従事させ、その生産活動で得た利益を各利用者に「賃金(A型の場合)」「工賃(B型の場合)」として給付し、利用者の自立的生活を実現するということが最大の趣旨といえます。

さて、多くの就労支援事業所は、この趣旨に沿った活動をしておりますでしょうか。
全国数多くの事業所さん(その大部分は日夜一生懸命努力しておられる善良な事業所さんであることは疑いありません)を敵に回してしまいそうな暴言を書かせていただきますと、「生産活動」に対する意識が薄い事業所さんが余りにも多いような気がします。

生産活動は、利用者賃金・利用者工賃の源泉となるものです。
もっとぶっちゃけて言いますと、儲かってナンボの商売です。

儲けることによって、その生産活動に従事する利用者は、より多くの賃金・工賃を稼ぐことができるのです。つまり経済的に自立した生活をすることができるのです。

事業所側は、もっとこの事実を噛みしめ、生産活動で儲けることに貪欲にならなければならないと思います。
利用者の障害特性を活かした生産活動で成功している事業所さんも多くございますが、そのごく一部の例外を除けば、多くの事業所さんは、とても生産活動とは言えないレベルの「作業」に終始しているのが実態ではないでしょうか。

生産活動というものは、「安かろう悪かろう」精神ではいけないと思います。
他のライバル達、つまり就労事業所でない一般事業者に引けを取らないレベルのサービスを提供し、経済競争に打ち勝つぐらいの気概が必要ではないでしょうか。

どうも福祉業界というものは、このようなビジネス的精神(私のようなビジネス世界に生きる人間としては至極当たり前なのですが)が極めて弱く、稼ぐということが「悪いこと」「卑しいこと」であるような雰囲気が感じられます。

就労支援が真の意味で機能するためには、この点が抜本的に意識改革されなければならないと私は強く思います。

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