「2015年10月」のブログ記事

札幌の税理士ブログ ザ・地方公会計 その2 ~ 今後のタイムスケジュール ~

さて、平成27年1月に総務省が「統一的な基準による地方公会計マニュアル」というものを公表し、全ての地方自治体はこれに沿って公会計の導入を進めなさい、ということになりました。

同じく同年同月に公表された総務大臣の通知文によると「統一的な基準による財務書類等を原則として平成27年度から平成29年度までの3年間で全ての地方公共団体において作成し」となっております。

つまりタイムスケジュールとしては、こういうことです。

平成27年度(H27.04.01~H28.03.31)
平成28年度(H28.04.01~H29.03.31)
平成29年度(H29.04.01~H30.03.31)

遅くとも平成29年度の決算は、統一的基準に沿った形でやりなさいよ、ということです。
簿記会計をご存じの方であれば分かると思いますが、期首つまりH29.04.01時点での貸借対照表の開始残高を固める必要があるのです。

あまり悠長に構えてられない、といいますか、相当焦らなければならない状況です。

特に、貸借対照表の開始残高を固めるにあたって、最も大変な作業となるのはズバリ「固定資産」です。

人口の少ない小さな町村であっても、膨大な数の固定資産を有しております。

いつ取得したのか?
いくらで取得したのか?
さて、何から手を付ければ良いのか?

現状多くの市町村が抱える悩みどころは、ここに尽きると言えます。

札幌の税理士ブログ ザ・地方公会計 その1 ~ 今までの歩みを振り返って ~

今回より当面の間、地方公会計について語ってみたいと思います。

まず今までの歩みを振り返ってみましょう。

総務省「地方公会計に関する資料」
http://www.soumu.go.jp/iken/kokaikei/

上記URLを遡ると分かる通り、
地方自治体において貸借対照表を作成しよう、民間企業の財務分析手法を導入しよう、という動きは、既に平成10年代の始め頃から見られます。

自治体の会計制度を抜本的に見直し、民間の会計制度に歩み寄ろうと試行錯誤を繰り返した結果(?)、かなり迷走したといいますか、一種のカオス状態になってしまいました。

複数の会計制度が併存する状態になってしまったのです。

1.いわゆる「基準モデル(原則)」
2.いわゆる「改定モデル(例外的・簡便的な手法)」
3.いわゆる「東京都モデル」

なぜ東京都モデルがあるのか、といいますと、公会計の意義をいち早く見出し、これを活用すべく研究を重ねて独自のモデルを編み出し、只一人で突っ走っていたのが東京都だからです。

私はこの状態を「ダブルスタンダード・プラスワン」と勝手に呼称しております。

ともかく、このような併存状態では、会計の最たる存在意義の一つである「比較可能性」が保たれません。
あっちの市町村では基準モデル、こっちの市町村では改定モデル、というのでは、さてどちらの市町村の財政状態が優れているのか(問題点はどこにあるのか)という比較の仕様が無いからです。

そこで総務省は「統一的な基準」を公表し、今までのカオス状態をゼロからやり直すことにしたのです。
平成27年1月のことです。

総務省「統一的な基準による地方公会計の整備促進について」
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01zaisei07_02000110.html
総務省「統一的な基準による地方公会計マニュアル」
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/chikousuijitu/91516.html

次回は、上記の通知についてもう少し詳しく解説します。

札幌の税理士ブログ 起業家のミッション ...ゼロから事業を創造すること

「6,000万円のお金を貸してあげる。」と言われたら、普通の人は「6,000万円も借金するのは嫌だ。」と思うでしょう。
しかし、「6,000万円あればどんな事業が出来るかな。」と想像を膨らませる人がいます。
起業家です。
弊所が提供する財務支援サービスは、そのような起業家の方々を支えるサービスです。
あるお客様の事例を紹介します。

お客様は20代後半の青年で、インターネットビジネスで起業しました。
2年半ほど前、創業融資を受けたいという相談で来所されたのがお付き合いのきっかけです。
自己資金に不安がありましたが、何とか400万円を調達してビジネスをスタートしました。

十分な資金を持てない中での起業でしたが、半年後には月商が1,000万円になりました。
「資金があればもっと売上を伸ばせますか?」とお聞きしたところ、「まだまだ売上を伸ばす自信がある。」との回答が返ってきたため、さらに700万円の資金を調達して様子を見ました。
すると月商はさらに拡大し2,000万円弱となりました。

社長様は「売る力」を有していることが分かったため、さらなる成長資金の調達を提案しました。
社長様も、「やりたいことがもっとあるので、出来る限りの資金を調達して欲しい。」と応じられました。

以降、社長様は事業の拡大に専念し、弊所は資金調達に取り組みました。
その結果、設立2年半が経過した時点で累計6,000万円の資金を調達し、業績は年商3億円、経常利益1,500万円のペースで推移しています。

ゼロからビジネスを立ち上げるのは大変難しいことです。
そのような困難に個人的なリスクを負ってまで挑戦する全ての社長様は尊敬に値します。
同社の社長様も、資本金100万円で事業を開始しましたが、今では十数名の雇用を生み出したほか、累計で700万円弱の納税を行っています。大きな社会貢献です。

事業力を有している社長様は、事業を拡大するために他人資本(借入)を活用することを厭いません。
返せなくなる心配より何かに挑戦したいという意欲が勝るのでしょう。
しかし、必ずしも資金調達が得意ではありませんので、最大限の資金調達が出来ている社長様は少ないように感じます。
弊所は、事業力を有した社長様が最大限の資金調達をできるようサポートすることをミッションとしています。
是非ご相談ください。

札幌の税理士ブログ 気を付けたい社長のご法度12カ条 ...若葉マークの社長様へ

若葉マークの社長様、経営者としてやってはいけないことがあります。
整理してみました。
ひとつの考え方としてご確認ください。


その1…社長は、悲観的になりすぎてはいけません。

悲観的になりすぎると心が折れます。
逆に、楽観的すぎると心が緩みます。
心は、敢えて、楽観と悲観を行き来させることがコツです。
悲壮感あふれる気の毒な社長に時々出会いますが、これは損です。
改めましょう。


その2…社長は、体を酷使しすぎてはいけません。

疲れすぎると思考が鈍ります。
疲れすぎると気力が落ちます。
これでは経営はできません。
常に最高の体調を維持することが必要です。
よく眠ってください。
頑張りすぎて疲れ切った社長に時々出会いますが、これは良くないですね。
改めましょう。


その3…社長は、楽観的に行動してはいけません。

最悪を想定して行動してください。
備えて・備えて…備え尽くすことが重要です。
悲観的に考える割に、行動は楽観的な社長がいます。
これは真逆です。


その4…社長は、結論を先送りしてはいけません。

決めること、社長の最も重要な仕事です。
二晩寝て決まらないことはいくら考えても決まりません。
考え続けて決めない社長、これは良くないですね。
改めましょう。


その5…社長は、決め込んではいけません。

確信をもって行動してください。
ただし、いつでも方向転換する心構えを持ってください。
確信と柔軟性、この両立が必要です。
何があっても方向転換しない、これは良くないですね。
改めましょう。


その6…社長は、部下の話をミスリードしてはいけません。

状況把握は丁寧に根気よく行ってください。
部下の話を途中で遮らず、正確に聴くことが必要です。
他人が説明している途中で自分の意見を挟み、結論を決めつける、これは良くないですね。
改めましょう。


その7…社長は、合議制の経営を目指してはいけません。

経営判断は自分一人で行うものです。
合議制などありません。
中小企業はトップの独断が重要です。
自分が決めて、自分で責任を取る、これが中小企業の健全な姿です。
周りに頼り過ぎてはいけません。
ただし判断材料としての話は良く聴いてください。


その8…社長は、ファジーな指示を出してはいけません。

曖昧な中庸の指示は組織を惑わします。
指示は白か黒、左か右、YESかNOです。
気を付けてください。
どちらとも解釈できるような曖昧な指示を出してはいけません。


その9…社長は、責任転嫁してはいけません。

隕石が降ってきて自分に当たっても自己責任です。
すべての事象を自己の責任として受け止め対応を考える、または、そうならないように備える、これが経営です。
責任転嫁からは何も生まれません。


その10…社長は、切れて(感情で怒って)はいけません。

すぐ切れて損ばかり繰り返す社長は少なくありません。
二晩寝ても治まらない怒りは真の怒りです。
真の怒りに対してのみ怒りをぶつけてください。


その11…社長は、構想・アイデアを出し過ぎてはいけません。

現場の理解力、執行力に合わせてアイデアを順次出してください。
現場にアイデアを出し過ぎると消化不良を起こします。
現場へのアイデア出しは、適時・適量を心がけてください。


その12…社長は、部下と仲良しになり過ぎてはいけません。

いつも部下とつるむ社長がいます。
経営者の孤独感を解消しようと、部下との距離を詰め過ぎることはお勧めできません。
社長と社員には一定の距離感が必要です。

色々な考え方があります。また、程度加減の問題もありますが、
一つの指針として心に留めてください。

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