業績UP資金管理診断

Staff Blog札幌の税理士ブログ

所長の雑感

札幌の税理士ブログ 「原因論」と「目的論」

2016.03.28

今更ですが、大ベストセラー「嫌われる勇気」を最近読み直しました。
本当に素晴らしい書籍は、何度読んでも新しい気付きがあるものです。

御周知の通り、この書籍はアドラー心理学について解説したものです。
我が国ではマイナーな存在であったアドラーが、この書籍で一躍有名になりました。

我が国において一般的に認知されている心理学は、フロイトやユングによるものです。
いわゆる「トラウマ理論」は誰でもご存じでしょう。
生れてから幼少期、思春期などを経て成年に至るまでの間、私たちは様々な出来事を経験します。
心に深い傷を負うこともあります。
これがトラウマです。
今ある自分は、これらのトラウマを原因として形成されたものであり、その延長線上に未来がある。
これが「原因論」です。

アドラーは、この原因論をバッサリと切り捨てています。
トラウマなんてものは存在しない、と。
過去に傷付いた出来事があったかもしれないが、それはあなたが勝手に「傷付いた」と解釈しているだけのことであり、そんなものは解釈次第で如何様にもできるものである、と。

つまり「今ある自分」は、あなたが勝手に「こうありたい」と望んでいる結果に過ぎない。
あなたの決断次第で、全く別の人格になることもできるのだが、それは余りにもリスクが高く、また面倒なものであるので、楽な道を歩んでいるに過ぎない。

全てはあなたの決断次第である。あなたはどうなりたいのか。
あなたは何を目指しているのか。
あなたの未来は、過去によって縛られるものではない。
これが「目的論」です。

如何でしょうか。
・・・私はグウの音も出ません。アドラー恐るべし。


原因論と目的論。確かに理屈としては理解できますが、人間そう簡単に変わることができたら苦労しません。
今までガチガチのネガティブ思考だった人が、今この瞬間からポジティブ思考になることができるのか?
多くの人は「否」と答えるでしょう。

おっしゃる通り、そう簡単に180度変わるのは無理があります。
何事にもプロセスというものがあります。
まず今時点における自分の立ち位置を自覚しなければなりません。
今の自分はネガティブであるならば、まずはそれをしっかりと受け止めるということです。

これを「自己受容」といいます。

ネガティブ思考は短所だ、こんな思考を持つ自分は許せない、生まれ変われるものなら変わりたい、この性格で今まで自分は散々損をしてきた、etc...

そういう想いは一旦さて置き、まずは今の自分を認めるのです。
自分はこういう人間なんだ、と。

ありのままの~、という歌が一時期流行りましたね。
私の次女のカラオケの十八番です。・・・って、そんなことはどうでもいいのですが、その歌詞のとおり、まずはありのままの自分を知るのが大事です。

そのために最も有効なのは、他者に自分の印象を率直に尋ねるフィードバックしてもらう)ことです。
これはとても勇気がいります。
自分が他者にどう思われているかなんて、怖くてとても聞きたくないでしょう。
しかし、今現在の自分の立ち位置を知るためには、これが最も手っ取り早いのです。

今の立ち位置を正確に掴むことができれば、今後進むべき方向性が見えてくることでしょう。


昨年発行された「限界はあなたの頭の中にしかない(ジェイ・エイブラハム著、島藤真澄訳)」という書籍があります。

米国を代表する経営コンサルタントであるジェイは、二十歳の頃に無一文で結婚してしまい、無学で職を転々としたそうです。
古本屋で買った辞書を毎晩読み続け、毎日数語ずつ覚えていく努力を重ねるとともに、幾度もの転職を重ねて他業種に共通したビジネスルールを学び、それを自身のコンサルティングメソッドとして確立していったそうです。

今をときめくジェイが、自らの貧しい若き時代を語ったのは非常に珍しいことです。
普通のスターならば黒歴史として隠してしまいたいことでしょう。
しかしジェイは語りました。
つまり自らの過去を受容している、ということだと思います。

ジェイは、その書籍のタイトルにある通り、自らの限界というものは自身が勝手に作り出した幻想であり、そのようなものは存在しない、人は時や処を問わず、どうにでも生まれ変わることができ、なりたい自分になれるものだ、と説いております。

・・・なお私(前島)は、まだまだ人間として未熟な、ショボい器ではありますが、これからますます成長し、やがては弊社を北海道随一のコンサルティングファームに育て上げる予定です。
笑いたきゃ笑え。
誰が何と言おうと、私はやると言ったらやります。

さて、あなたの夢、「あるべき自分」は何ですか?



税務・会計・事業継承など様々な法人形態までサポートする
フィンテックを推進している札幌の税理士事務所です。
未来会計、ファイナンスを支援します。

【札幌 税理士法人 ノースブレーン】⇒http://www.sapporo-tax-accountant.com